カメラマンに前撮りを依頼するときの注意点

写真

こんにちは!ねこみやです。

この記事では、式場フォトグラファーとして経験してきたねこみやが、結婚式場で前撮りを依頼するときの注意点、ここは気を付けたほうが良いなどの情報を個人の主観、経験をもとに書いています。この記事が結婚式を挙げる予定で、前撮りを依頼するか迷っているカップル(特に新婦様)の参考になれば幸いです。

・前撮り指示書を渡すのはNG

「前撮りを依頼するときは、撮りたいポーズを前撮り指示書に書いて渡しておくとよい。」

一時期ゼクシィ等、色々なブライダル情報誌やネットに特集で載っていました。

実はこれ、内容によってはカメラマンや美容師から嫌がられがちなので注意が必要です。

おふたりの前撮りに対する価値観によって、前撮り写真の存在意義・価値が変わってくる

近年はインスタグラムやSNSで”映え写真”がブームとなり、前撮り写真もインスタ映えの流行の影響をすごく受けました。

私たちブライダルフォトグラファーは、式場様からいろんな制約が多い中、お客様からの希望があれば、前撮り指示書に記載されたポーズはできる限り撮影します。ただ指示書で撮った写真って、他人の写真をただ再現しているだけの作業になってしまうんですよね。

きつい言い方をすればコスプレ撮影のような形になってしまいます。また希望カット数、指示書の枚数が多いと、新郎新婦おふたり、フォトグラファー、どちらにとってもかなり負担になります。

・大切なのは二人らしい写真かどうか

それでは、前撮り写真ってどんなふうに撮ってもらえばいいのか。

結論からいうと、

カメラマンに任せること!

これがシンプルな答えになります。

具体的な説明をするなら

どんな写真を撮っているカメラマンなのかを知ってから判断するほうがいいです。

カメラマンも人間なので、得意分野、不得意分野などがあります。

お医者さんでも、皮膚科や内科など、専門の病院がありますよね。

お医者さんでもうまい人、下手な人、うまいけど性格が・・・とかいろいろありますよね。

それと同じなんですね。

まずはどんな写真を撮るのか、どんな人なのかを知って、それからその方のお任せで撮ってもらったほうが、よい結果になることが多いです。

カメラマンは二人と出会った瞬間から、二人の雰囲気や、話し方、しぐさ、表情等、いろんな五感から二人にあうような写真を考えています。

その瞬間から撮影は始まっているんです。

ですので、二人とカメラマンの波長があえば、きっといい写真が撮れることは間違いないです。

またもし指名ができるのであれば、指名したほうが良い結果になることが多いと思います。カメラマンのやる気につながりますよ!

ブライダルフォトグラファーは指示書を渡さなくても、トレンドのポーズは一通り撮ります

式場で撮影をしているカメラマンは日々、インスタグラムやSNSの写真を見て、常に勉強しています。なにがトレンドなのかをチェックしないと、この仕事が務まらないんですよね。

なので、指示書がなくてもある程度はお二人が欲しいカット、シーンは一通り撮ることが多いです。

また、お任せにすれば、二人が想像もしてなかったようないいシーンを撮ってくれてたなんてことが意外とあります。

そうすれば、誰の真似でもない、2人だけのいい写真になります。

・アルバムの構成、コマ数、レイアウトを考えながら撮っている

最近はデータだけでいい。アルバムはいらないって人多いですよね。それはなぜか?

ズバリ高いから!

これが一番の理由だと思います。

なぜ高いのかの理由はまた別の記事に詳しく書いていこうと思っているので、

今回はカメラマンは前撮りで何を重点にして、前撮りを撮っているのかを書きます。

結論をいいますと、

ブライダルフォトグラファーは最終的に、アルバムで使いやすいように前撮りや、当日スナップを撮影しています

頭の中で映画のシーンを組み立ててるんですよね。なので、その中には建物だったり、小物だけだったり、身体の一部しかあえて写さなかったり。二人が写っていない写真もアルバムという映画のシーンのコマとして撮っています。

ですので、一人で映画監督をしていると持ってもらえばと思います。

明確な組み立てを考えてカット、シーンを撮っていますので、そこは任せてくださいね。

・最後に

ここまでいろいろなことを書いてきましたが、あくまでも主役はお二人なので、どうしても撮ってほしいカットがある場合は、A4一枚までくらいがいいと思います。また、希望したポーズが何年も経った時、二人らしい写真なのかどうか、考えてもらえたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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